松本市美術館・70歳以上公募展 松本の降籏さん入賞=長野  松本市美術館が主催する第2回70歳以上公募展「老いるほど若くなる」(読売新聞松本支局など後援)の審査結果が26日発表された。グランプリの天衣賞には、水戸市の柳橋純さん(70)の「海に生(い)く(B)」が選ばれ、県内からは、同美術館賞に松本市の降籏恵美子さん(70)の「蒼(そう)」などが入賞した。  高齢者に限定した公募展で、3年に1度開催されている。今回は、全国45都道府県の70~97歳の433人から、前回(2003年度)より87点多い568点の応募があった。  柳橋さんの作品は、子どものころ毎日見ていたという海の生物を題材に、オコゼやカニ、富士山、ヨット、月などを大胆に配置した力強い油絵。審査員の一人で、記者会見した漫画家のサトウサンペイさんは「穏やかな海の中での生物の動きを表現したアイデアは面白く、技術レベルも相当高い」と評価した。入賞22点、入選111点は今年3月3日から4月8日まで、同美術館で一般公開される。  写真=グランプリの天衣賞に選ばれた柳橋純さんの「海に生く(B)」  〈代表県版採録〉