田中真紀子氏が諏訪市内で講演=長野  田中真紀子衆院議員(無所属)が27日、諏訪市豊田の豊田公民館で講演した。地元の豊田商工会(山田三夫会長)の招きに応じたもので、約600人の聴衆が集まった。田中氏は本県の主要産業が農業であることに触れ、「自分で食べるものは自国でつくるべきだ」と食糧自給率の向上を訴えた。そのために、販売価格が生産コストを下回る場合、農家に差額を補てんすることを提案し、「小規模農家でも生きていけるようにすべきだ」と強調した。  また、郵政民営化を巡る2005年の衆院選で与党が圧勝した点を挙げ、「どんな議論をしても(野党の)意見が通らない。国会は多様な意見が認められないといけない」と与党の国会運営を批判した。