自民県連「政治大学校」 全国を11州に再編する提言書=神奈川  ◆受講生有志まとめる    政治家を目指す若者を対象に自民党県連が開いている「かながわ政治大学校」(鵜川昇校長)の受講生の有志が27日、地方分権を推進させる道州制について独自の提言書をまとめた。人口や財政面などの観点から、全国の都道府県を11の「州」に再編するという内容で、同校では「これだけまとまった提案は大きな成果」として、加筆しての出版も検討している。  提言書では、東京都(町田市を除く)と沖縄県を合わせた「東京州」、神奈川、山梨両県などを合わせた「富士州」と大胆に再編し、各州に人口を分散させた。  州政府を置いて政令指定都市を廃止し、各州の権限を強め、独自に発展していくことを目指している。  提言書をまとめた受講生12人は、会社員、高校教師、コンピュータープログラマーなど職業は多彩だ。昨年9月から、「しがらみのない提言を」と議論を重ねてきた。