「知事選と札幌市長選は別物」 新党大地、民主「連動」に否定見解=北海道  「新党大地」の鈴木宗男代表は28日、今春の統一地方選の対応で、民主党北海道(鉢呂吉雄代表)が進めている道知事選と札幌市長選の連動に否定的な考えを示した。知事選で荒井聰氏の推薦を正式に表明する一方、札幌市長選については、自民党推薦の清治真人氏に対して従来展開していた批判を封印、“フリーハンド”をアピールした。同日、札幌市内で開いた月例会後、記者団に答えた。  鈴木氏は、知事選と札幌市長選について「全く別物。荒井氏が勝つためには連動すべきじゃない。連動は古いやり方だ」などの見方を示した。理由として、知事選で公認候補を立てた共産党が、札幌市長選では候補擁立を見送った点を指摘。「札幌で共産党候補が出ないのは、裏で(上田氏を)支援しているのではないかと(思われる)。保守で上田さんを支援している人は離れる」とし、二つの選挙の構図の違いを挙げた。  その上で鈴木氏は、自らの市長選への対応について、「官僚は好きじゃないが、これからの展開を見ながら。今は知事選に全力投球する。清治氏を支える人でも、知事選で荒井氏を応援してくれ、という人もいる」などと語った。鈴木氏はこうした考えを、鉢呂代表に伝えているという。  鈴木氏は昨年11月、札幌市内の経済人が進めていた清治氏擁立の動きについて、「裏に自民党がいるのは分かっている。田舎芝居だ」とこき下ろしていた。