参院選秋田選挙区 村岡氏、民主からの協力要請を拒否=秋田  ◆「従来通り保守系無所属」  参院選秋田選挙区をめぐり、民主党の小沢代表から要請を受けていた選挙協力について、元官房長官の村岡兼造氏(75)の二男敏英氏(46)は29日、協力をしない意向を小沢代表側に伝えた。  敏英氏は次期衆院選で秋田3区からの出馬を予定しており、都内の小沢代表の事務所を直接訪ね、「後援会と議論を積み重ねた結果、従来通りの保守系無所属でやっていくことに決めた。選挙協力はできない」と回答したという。  敏英氏は昨年12月28日、秋田市内のホテルで、兼造氏とともに小沢代表と会談し、「後援会と相談して決めたい」と回答したものの、取材に対し、「(協力を)前向きに検討したい」と話していた。その後、参院選で民主党などが推薦を決めた松浦大悟氏(37)と会ったが、ここでも「まずは後援会と相談したい」と話すにとどまっていた。敏英氏は「後援会内には賛否両論あったが、まずは自分の思いを地元に伝えていくのが先決と考えた」と話している。