【ロサンゼルス=臼田雄一】米大リーグ、ジャイアンツと正式契約を結んだばかりのバリー・ボンズ外野手(42)について、AP通信は30日、捜査中の偽証罪などで、ボンズが立件された場合には、球団が契約を解除できる条項を取り入れた、と報じた。  ボンズは2003年に法廷で「筋肉増強剤だと分かったうえで、使用したことはない」と発言したことについて、偽証罪の疑いで連邦捜査当局が、脱税などとともに捜査している。  AP通信によると、契約には、「善良な市民、スポーツマンの基準に反する行為」などがあった場合、チームは契約を解除できることを明記。またボンズは、起訴され、契約を打ち切られても、MLB選手組合に救済を求める権利を放棄している。  新しい契約で、通算734本塁打のスラッガーは、これまで認められてきた個人トレーナーをクラブハウスへ入れる権利も取り上げられており、それについては「ノー・プロブレム」などと話していた。