群馬県渋川市などで開かれている第62回国体スケート・アイスホッケー競技会「群馬国体」は30日、スピード、ショートトラック、フィギュア、アイスホッケーが行われた。  都勢は、フィギュア少年女子で、ショートプログラム2位だった武田奈也選手(日本橋女学館高)が、フリースケーティングで1位となり、総合で優勝。水津瑠美選手(駒場学園高)が総合で準優勝し、都道府県別で優勝した。アイスホッケー成年男子では、準決勝で栃木を下し、31日の決勝戦で埼玉と対戦する。  ◆「ジャンプ決まった」  前日のショートプログラムに続き、フリーでも1位、2位を独占し、フィギュア少年女子で、都は文句なしの優勝を決めた。  昨年に続いてペアを組んだ武田奈也選手(日本橋女学館高)と、水津瑠美選手(駒場学園高)。  「着地した時の歓声がたまらない」という武田選手は、167センチの長身を生かした迫力あるジャンプで、観客の喝采(かっさい)を浴び、総合優勝を獲得した。  一方、「自分の中のイメージを表現して観客を夢中にさせたい」という水津選手。実際に観劇してイメージをつかんだというフラメンコをモチーフにした演技で、観客を魅了した。  武田選手は「(ショートプログラムでは2位だったため)国体初優勝はやばいかもしれないと思ったけど、ジャンプがきれいに決まったので1位につながった」と喜んでいた。