◇住田町  ◆合併でチーム力底上げ  住田町下有住の町生涯スポーツセンターには冬のこの時期、午後7時ごろからジャージー姿の人々が続々と集まり、ボールをはじく音が響き出す。「住田町長杯争奪バレーボール選手権大会」に参加するためだ。  バレーボールサークル「46馬力&風来坊」もそのうちの一つ。町内に住む同じ年齢の人で結成したチーム「46馬力」と別のチーム「風来坊」が昨年合併して出来たチームだ。現在は10代から40代までの男女22人が所属している。  「46馬力」の数字は、24年前の結成当初からいるメンバーの年齢を表している。大会でこれまで6回優勝したこともある“名門チーム”だが、キレのあるプレーに陰りが見え始めたため、合併でチーム力の底上げを図った。  ただ、目標は優勝ではないという。「馬力」結成メンバーの1人で町職員の松田金光さん(46)は「皆で、楽しみながら体を動かすことが大事です」と話す。試合後は体育館近くの焼き肉屋で「反省会」を欠かさず開き、チームワークの向上に努めている。  松田さんは「試合をさらに面白くするため、新チームの参加は大歓迎。新しいチームを作ってみませんか」と呼び掛けている。大会への問い合わせは、町バレーボール協会((電)0192・46・3863=町教委内)へ。  写真=力強いスパイクを放つ選手(住田町で)