県内外の小中学生チームによる「第16回ジュニア親善アイスホッケー長野大会」(県アイスホッケー連盟、市アイスホッケー協会主催)が、13〜14日と27〜28日の2回に渡って長野市内で開かれた。  同大会は、冬季五輪の開催候補地になっていた長野市で大会を開いてジュニア層のレベル向上を図ろうと、1991年に始まった。当初は、長野ウイングス(長野市)、長野イーグルス(同)、岡谷バスターズ(岡谷市)に、新潟、富山県からの計5チームだけの参加だったが、今回は県勢17チームを含めて小学校低学年・高学年、中学生の計32チーム、約600人の選手が集まった。  大会関係者らによると、1924年(大正13年)に信州大、東京大、早稲田大、慶応大が諏訪湖で行った試合が、日本におけるアイスホッケーの学校対抗初の公式戦とされ、アイスホッケーは本県にもゆかりの深い種目。  県内の競技人口は約900人で、東京都、北海道、青森県などに続いて全国7番目だが、小中学生のレベルは高く、県勢が全国大会でベスト4に入ることも少なくない。特に軽井沢町ではリンクが多く、氷を通年張っている施設もあることなどから競技が盛んだという。  ただ、最近では冬季五輪開催を機にリンク事情が良くなったことから、長野市のチームが力をつけ、今回、小学生高学年の部では長野イーグルスが優勝した。  主な結果は次の通り。  ◇小学生高学年の部 ▽1回戦 柏崎デビルズ 6―3 ファルコンズ 群馬桐生ジュピター 2―1 やまびこバスターズ 甲府モンキーズ 8―0 上越ブリザード 富山イーグルスJr 3―1 伊香保フェニックス ▽準々決勝 チーグル軽井沢 6―2 柏崎 群馬 2―1 軽井沢バッファローズ 甲府 4―2 長野ウィングス 長野イーグルス 6―0 富山 ▽準決勝 チーグル軽井沢 5―4 群馬 長野イーグルス 2―1 甲府 ▽決勝 長野イーグルス 6―3 チーグル軽井沢 ▽3位決定戦 甲府 7―3 群馬  ◇小学生低学年の部 ▽1回戦 甲府モンキーズJr 7―0 富山イーグルスJr 伊香保フェニックス 6―1 上越フリッパーズ 長野イーグルス 29―0 柏崎デビルズ やまびこバスターズ 23―1 ファルコンズ ▽準々決勝 甲府 3―1 チーグル軽井沢 軽井沢バッファローズ 8―0 伊香保 長野イーグルス 6―0 群馬桐生ジュピター やまびこ 4―1 長野ウィングス ▽準決勝 軽井沢バッファローズ 4―3 甲府 長野イーグルス 7―3 やまびこ ▽決勝 軽井沢バッファローズ 8―3 長野イーグルス ▽3位決定戦 甲府 9―6 やまびこ  写真=パックを巡って緊張感の漂うゲーム(長野市のビッグハットで)