◆FWエニウトン・DFレアンドロ   大宮アルディージャは、今季の新戦力としてブラジル人2人を獲得した。FWエニウトン(29)とDFレアンドロ(25)の両選手。チームが掲げる7位以内という目標を達成するには、2人の活躍が欠かせない。  エニウトン選手は1メートル76、75キロ。左利きで技術に優れ、スピードが武器。ポストプレーがこなせる上、得点するポジション取りがうまく、ヘディングも強いという。ブラジルの名門、パルメイラスなどで点取り屋として活躍してきた。得点力不足に苦しんで12位に終わったアルディージャの救世主となることが期待される。  1メートル87、83キロのレアンドロ選手は、長身を生かした空中戦が得意だ。特筆すべきなのは、相手パスを次々とインターセプトする読みの良さ。決定的ピンチに陥る前に球を奪い、さらにそこからパスを出したり、ドリブル突破を図ったりと、攻撃にも非凡さがうかがえる。昨季はブラジル2部でプレーするなど無名の存在ながら、佐久間悟強化部長は「掘り出し物」と言い、評価は高い。  昨年9月に加入したFWアリソン(24)を含めた3選手は、26日からのグアム合宿に参加している。レアンドロ選手が相手ボールを奪い、アリソン選手が突破、エニウトン選手が確実に得点を決める――。そんなシーンが待ち遠しい。